映画でもゲームでもアニメでも漫画でも小説でも、何でもいいけど、
そこに出てくる「お姫様とそれを救う男性」という配役は、
男性社会で男性が作った男による身勝手なストーリーと配役でしかない。
女性がもっと権利と力を得て、女性自身によって女性の物語を社会に描けるようになったなら、そういう配役もストーリーも価値観も全て変わっていく。
ただ、「女性には優しく」や「女性は守るべき存在」という価値観も、
それも男性主導による価値観や考え方でしかない。
男の子は、子供の時から、囚われたお姫様や、かわいそうな女性、好きな女性を救う守るという作品を見せられて、勝手なヒーローごっこを刷り込まれてるわけだから。
そういう作品に倣ってそういう価値観を形成してきたわけだから。
フェミニズムの女性達は、女性の権利が向上すれば、単純に今までの男性と女性の立ち位置が変わるだけだと思ってる。
でも恐らくそうはいかないし、そんな都合のいい物でもないだろうと思う。
そもそも今の男性と女性の配役、価値観、立ち位置というものすべてが、
男性社会で生み出された男性的な物でしかないのだから。
もしも女性社会になったり、もっと女性の権利が強くなった時には、
「女性は守るべき存在」や「女性は良い物」という価値観自体がどこまで維持されるかというと、それはどうなるかわからない。
もしかしたら男性にとって、女性というものが嫌悪する対象に変化しうる可能性もあるわけだから。
(「そんなことはあり得ない!幼稚な妄想だ!」なんて言わないでね?現実に韓国がそうなっていってるわけだから)
なので、あまり”男性””女性””というものを意識するのではなくて、もっと違う価値観を形成しといた方が良いんじゃないかと思う、今のうちに。
おおざっぱに男と女にわけるから衝突してしまうわけで、
じゃあもう性別も年齢も国籍も人種も、そういうところに判断基準を置くんじゃなくて、”良い人””悪い人”で分けちゃえばいいんじゃないかと思う。
良い人同士で社会を形成していって、嫌な奴、自分勝手な奴、差別的な奴、そういう悪い人は排除していくという形にして。
移民の増加による対立や、女性の進出による男女間の衝突というのは、ある程度どこの先進国でも起こっていて、先進国は分断の方向に動いてしまっている。
それなら先進国各国は、ここらへんで新しい価値観を作っとくべきだと思う。